KBS第2テレビの水木ドラマ『復活』の主人公、オム・テウンが視聴者から絶大な支持を得ている。

 同時間帯に放送中のMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』の圧倒的な人気に押されて1ケタ台の視聴率に喘いでいただけに、こうした反応は異例だ。

 ファンの多くはオム・テウンの完璧な一人二役の演技に絶賛を送っている。

 自由奔放な性格の刑事ソ・ハウンと青年実業家のユ・シニョクは一卵性の双子だが、育った環境と性格は正反対のキャラクター。

 一人の主役でさえ完璧に演じられない俳優がいるにも関わらず、一人二役を見事に演じているオム・テウンに視聴者は惜しみない拍手を送っている。

 一方では見窄らしいジャケットを着て人の良さそうな笑顔をしたと思えば、次の場面ではいつのまにかスーツ姿のジェントルマンに変身して冷酷な目つきをしている。これはまるで一人が二人を演技するのではなく、互いに違う二人を見ているような錯覚に陥る。

 14、15日の放送分でユ・シニョクが死を迎え、オム・テウンの演技は絶頂に達した。ユ・シニョクを抱きしめ嗚咽して復讐を誓うシーンで視聴者は戦慄を感じた。これからは一人二役ではなく、一人三役に挑戦するわけだ。

 ストーリーが展開するにつれ、視聴者の反応は更に熱くなった。ホームページの掲示板には15日までに約2万5000件の書き込みが殺到した。 

 このうちのほとんどは、オム・テウンに対するもの。「オム・テウンの新しい姿を見た」「鳥肌が立った。二人の俳優が演じているようだ」といったオム・テウンの演技力を絶賛する声が殺到した。 

 オム・テウンはこれについて「特別な演技のモデルはいない。自分の中で忠実に演じているだけ。自分が持っているものをそのまま見せれば視聴者が受け入れてくれると思う」と語った。

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