江原(カンウォン)道・三陟(サムチョク)市が新しい韓流のメッカとして浮上している。

 三陟市は3日、「代表的な韓流スター、ペ・ヨンジュンが出演する映画『外出』(日本タイトル:4月の雪)が今年3月から三陟地域で本格的に撮影を開始したことから、5月の1か月間に日本人観光客5000人余が三陟を訪れた」と明らかにした。

 主要ロケ地である三陟医療院と竹西樓、ソマン薬局、そして、ペ・ヨンジュンが映画撮影のため三陟に滞在していた際、度々訪れたホテルパレスと「セウンへ食堂」、「パレス刺身屋」、カフェの「ヨン」、「自転車泥棒」などは日本人に人気の観光地として浮上した。

 セウンへ食堂は「ヨン様定食」を開発し、日本人観光客から人気を集めている。

 キム・デウン三陟市長権限代行も毎週、ペ・ヨンジュンの撮影が行われているロケ地を回りながら、そこで出会う日本人観光客たちに自分とペ・ヨンジュンが一緒に写っている写真を直接配っている。

 三陟市は今年9月に映画が国内外で公開されれば、さらに大勢の外国人観光客が三陟を訪れるものと期待している。

 これに向け、三陟市は竹西樓と三陟医療院など映画のロケ地を「ヨン様タウン化」し、映画の中でペ・ヨンジュンが使った車を展示する予定だ。また、ペ・ヨンジュンの記念品も作り、販売する計画だ。

 江原道側は中長期的に韓流ブームを観光資原化するため、襄陽(ヤンヤン)~日本間のチャーター機の運航を推進するとともに、海外PRに向けた英語のインターネットサイトも立ち上げることにしている。

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