親日発言で物議をかもした歌手の趙英男(チョ・ヨンナム)さんがコンサート中に、観客の前で涙をこぼしたと韓国紙ヘラルド経済が9日報じた。

　同紙によれば、趙英男さんは李美子さん、パティ・キムさんと一緒に出演した「ビッグ3コンサート」で、自分の歌う番になった時、しばらくの間、顔を上げられず、肩を震わせたという。

　パティ・キムさんが肩を叩いてやると、趙英男さんは顔を上げたが、手を合わせ6～7回も深く挨拶を繰り返したと同紙は報じた。趙英男さんは2時間にわたるコンサートの間中、ほとんどしゃべらず、ただ深く挨拶だけを繰り返したという。

　同紙は「コンサートの主催者側は『趙英男さんの涙は、真偽はどうであれ、物議をかもしたことに対する謝罪と、にも関わらず、客席を埋め尽くしてくれたファンに対する感謝の意味だろう』と話した」とした。