ドラマ
MBC『第5共和国』、李徳華の熱演で好発進
李徳華(イ・ドクファ)の演技があまりにも完璧で問題?
MBCドラマ『第5共和国』が放送2回目にして16%の視聴率を超えて話題となっている中、一部視聴者から全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領役を演じる李徳華の演技があまりにも完璧で全斗換元大統領が美化されるのではという懸念の声が出ている。
第2話で朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が狙撃された直後、崔圭夏(チェ・ギュハ)首相から陸軍参謀総長、秘書室長など、すべての登場人物が慌てる中、全斗換のみが冷静に事態把握を行い、朴大統領の逝去の知らせを受けると涙しながら「どこのどいつが…」という言葉を吐いて朴大統領に対する忠誠心を見せると、一部視聴者からは元大統領が美化されるという心配の声が出ている。
李徳華はこれについてシナリオ通りに演技しているだけで何か手を加えることも抜くこともないと強調しており、作家のユ・ジョンス氏はドキュメンタリードラマであるため、第5共和国の功過の両面を描くことになると話したことがある。
一方、『第5共和国』は緊迫したドラマ展開と完成度の高い構成、実際の人物と劇中キャラクターの見分けがつかない程にリアルな出演者たちの名演など三拍子が揃い、放送開始から2回目にしてドラマホームページの掲示板には4000件近くの書き込みが寄せられるなど、歴史ドラマとしては異例の高い反響を得ている。
ライバルKBS『不滅の李舜臣』とSBS『グリーンローズ』が好調のため、当初は低視聴率が予想されたが、開始2日目にしてAGBニルソンの調査結果では16.3%を記録した。しかし、歴史ドラマにも関わらず、最近の看板が画面に映し出されるなど、時代考証は不十分だという指摘もされている。