ドラマ
『漢江水打令』 「男の浮気許した展開」に視聴者そっぽ
MBCドラマ『漢江水打令』(脚本:キム・ジョンス/演出:チェ・ジョンス)が静かに幕を閉じた。
コ・ドゥシム、キム・ヘス、チェ・ミンス、キム・ソクフンら豪華キャストで話題を呼んだ『漢江水打令』は27日、次女キム・ミンソンとポン・テギュの結婚式シーンで終了した。がん闘病生活を行ってきた母親役のコ・ドゥシムは市場で威勢良く商売を再開する姿を披露した。当初のドラマの狙いだった家族の愛と庶民に希望を与える内容で幕が閉じた格好だ
しかし放送初期の話題性と比べ、中盤以降は視聴率で同時間帯のライバルドラマ『両親前上書』に押され、苦戦を免れなかった。27日、AGBニールセン・メディアリサーチの調査によれば、最終回の視聴率は14.7%で、TNSの場合は13.2%だった。
放送初期の視聴率はそれなりに安定していた。しかし12月中旬に事件は発生した。カヨン(キム・ヘス扮す)が7年間付き合ってきた恋人イ・ジュノ(キム・ソクフン扮す)と別れた後、シン・リュル(チェ・ミンス扮す)と出会い、3人の葛藤が始まった時、逆に視聴率は下降曲線をたどった。
視聴者がシン・リュルとの婚約式の当日、カヨンがジュノを見て涙を流し、婚約式自体をキャンセルしてしまう事件を受け入れるのは難しかった。婚約式キャンセル以降、視聴者による抗議の書き込みがネットに殺到し、このシーンから『漢江水打令』は『両親前上書』に視聴率で抜かれた。
若い女性と浮気をして戻ってきた男を許し受け入れる純情を持ったヒロイン(キム・ヘス)はかえって視聴者に拒否感を抱かせた。
その後、事件の中心軸はキム・ミンソン-ポン・テギュに移っていき、三角関係という劇的な要素のためイ・ジョンスが投入された。同ドラマの中心軸であるコ・ドゥシムにノ・ジュヒョンとの「熟年の恋」を設定し、「がん」というどんな家族も一度は直面する両親の病魔を素材にした。
にもかかわらずドラマ『両親前上書』に移っていった視聴者の視線を取り戻すには役不足だった。