映画
ヨン様一色に染まった映画『外出』ロケ地
江原(カンウォン)道・三陟(サムチョク)が日本の韓流ブーム一色に包まれた。『冬のソナタ』で日本の韓流ブームに火をつけたペ・ヨンジュンの新作映画『外出』(『4月の雪』、許秦豪(ホ・ジノ)監督)のためだ。先月のクランクイン以降、一日に100人が超える日本人観光客が訪れている。
『外出』の撮影現場を公開した17日には日本から100人を超える報道陣が集まった。黒のジャケットにジーンズ姿のペ・ヨンジュンは「たくさんの方がいらっしゃいましたね」と取材陣にあいさつするなど、余裕ある表情だった。
三陟市・竹西樓(チュクサル)の外には中に入ることの出来なかった日本の女性ファン約100人が集まった。独島(トクト)問題で冷え切った韓日関係とは裏腹に韓流の熱は冷めていなかった。カメラを手に嬉しそうな表情を浮かべていたオホリ・ヨウコさん(30)は「4日前から三陟に泊まって今日ようやくヨン様の顔を見られた。待った甲斐がある」と語った。
ペ・ヨンジュンの記者会見には国内の報道陣200人が加わり、中国、香港、シンガポール、台湾、マレーシアなど8か国65社のメディアから約130人の取材陣が取材合戦を繰り広げた。日本からはNHKをはじめ、テレビ東京、日本テレビ、フジテレビ、TBSなどのテレビ局の他、読売新聞、東京新聞など20のメディアが取材し、映画の日本配給を務めるUIPジャパンは別途に日本人記者を同行させた。
ペ・ヨンジュン特集の番組を制作するという日本テレビのオオサワ・ヨウコ氏は「こうした現場公開でなければペ・ヨンジュンに会える機会がなく、一週間の日程で韓国に来た。この機会にペ・ヨンジュンのすべてを取材したい」と話した。
三陟の韓流旋風は3月に入ってから爆発した。一月には2~3人に満たなかった日本人観光客が、2月からの『外出』クランクイン以降には現在までに2000人を超える。ホテル宿泊客の80%が日本人だ。
『外出』は妻の事故の連絡を受けて駆けつけた地方都市でインス(ペ・ヨンジュン)が妻と同乗していた男の妻、ソヨン(ソン・イェジン)と出会い新しい恋を始めるという内容のラブストーリーで、9月にアジア10か国で同時公開される予定だ。