「まさに適材適所(笑)」

 5年ぶりにブラウン管にカムバックするシン・エラ。

 小学校入学を控えた子供を持つれっきとした「母」である彼女だが、しわひとつない顔といい、ハツラツとしたしゃべり方といいまるで少女のようである。

 新しく始まるSBSの月火ドラマ(日本で言う月9)の「不良主婦」(脚本:カン・ウンジョン、演出:ユ・インシク)でシン・エラが扮するチェ・ミナは専業主婦だったか甲斐性なしの夫のかわりに職場に再び戻るはめになった女性。

 幼いころから人付き合いが良くセンスがあり広告会社で働いていたが結婚と同時に専業主婦となる。しかし不甲斐ない夫が会社をクビになり、再び夫の勤めていた会社に勤めることになる。

 シンエラは「私は実際にはあまり愚痴もいわないし、わりと大人しい方だし、キャラクターのチェ・ミラとは状況もちがうので心配です」とやや引き気味だ。

 しかし制作スタッフがいう彼女の演技は100%チェ・ミナそのもの。夫役のソン・チャンミンも彼女のリアルな演技を大絶賛している。

 家でドラマを観ていた時は「いち視聴者の立場に戻っているので、『撮影大変そうだな』とか、『どうやって撮ってたんだろう』とか思ってました」と話す彼女だがいざ撮影になると「わりと自然にできますね」とニッコリ笑う。やはり天性の演技者である。

 ドラマでは不良夫を抱えるが、実生活では妻思いの夫をもつシン・エラ。先日、結婚10周年を迎え、夫であるチャ・インピョから少し照れくさい記念イベントとプレゼントを貰ったという。

 「うちの夫と『不良主婦』のソン・チャンミンさんと似てるところがなくもないんですよ。私をまた働きに出させたところとか」と冗談をいう彼女だが、心強い援軍である夫の自慢をしたくて仕方がない様子だ。

 「自分が家事をするから今度は私にドラマをやったらいいと応援してくれました」というシン・エラは今度小学校に入った(韓国は3月が新学期)ばかりの息子が気になり撮影が遅く終わる日は翌朝に必ず顔を見てから出かけるという優しい母だ。

 一家の大黒柱から一気に「専業主夫」になってしまうソン・チャンミンと主婦暦6年目にして再び社会復帰するシンエラを取り巻く様々なおもしろエピソードが満載の『不良主婦』は今月21日にスタートする。

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