音楽
「在日ジャズシンガー」アン・サリー 1stアルバム発売
在日コリアン・ジャズシンガーのアン・サリーの1stアルバム『旅行(Voyage)』が韓国で発売される。
2001年ソウルボッサプロダクションの ゴンザレス 鈴木 社長に抜擢され日本ビデオアーツミュージックからデビューアルバム『ヴォヤージュ』を発表したアン・サリーはデビュー3年で日本最高のジャズシンガーの一人に成長した。
在日3世であり大学では医学を専攻し現在はニューオーリンズの病院で研究生活をしながらアーティストとしても活動している彼女の独特なキャリアがファンの関心を呼んでいる。
アン・サリーの日本での人気は2003年12月に初のライブアルバム『Hallelujah~Live2001-2003』が日本の音楽チェーンHMVジャズチャートの1位にランクされたことで確認できる。現在まで4枚のアルバムを発売しており、「第2の小野リサ」という評価を受けている。
『旅行(Voyage)』はゆったりとして落ち着いた中にもポップやジャズ、ボサノバといったさまざまなジャンルの境界を超えた、独特なテイストの音楽が楽しめる。
ジョニー・ミッチェルの『Both Sides Now(青春の光と影)』『オール・アイ・ウォント』がアン・サリー独自の感性で新しくアレンジされており、『He loves you』はアルバム全体的なリバイバル的な傾向とは打って変わってモダンな雰囲気を醸し出している。
その他にイヴァン・リンスの『Velas(ヴェラス)』などがアン・セリーの魅力にどっぷり浸かれる。