無口なエリックと純情派のハン・ガインが、23日からスタートするMBCドラマ『新入社員』で共演する。『バリでの出来事』などを手がけたキム・ギホ、イ・ソンミ夫妻がシナリオを務めた。

 エリックはドラマでマイペースで図々しい無職のガンホ役を演じる。三流大学の体育学部を卒業した彼の最大の楽しみは友人が経営するマンガ喫茶で武侠マンガを読むこと。本人は何とも思っていないが、家族の目が気になり就職活動をするものの、毎回のように書類選考で落とされる。就職活動のためだと言ってもらった小遣いも使いきり、数千ウォンを弟にねだる始末だ。

 ドラマはこんなガンホが韓国最大のSグループにトップの成績で入社することから始まる。新たに導入した電算システムのエラーでトラブルが起こる。しかし、自分のミスを恐れた電算チームの管理者は新入社員選抜のデータトラブルをそのままにする。

 家では母親に叱られ、成功した同級生からは馬鹿にされるガンホを演じるエリックは、今までのイメージとはまったく違う姿を見せる。

 ハン・ガインは家政婦の仕事をする未亡人の母親に育てられたイ・ミオク役を演じる。奨学生として卒業後にソウルの会社に就職するが、新入社員のボンサムに振られて自殺しようとする。しかし、ガンホとの出会いで本来の姿を取り戻す。昨年、KBSドラマ『2回目のプロポーズ』に出演したオ・ジホがボンサムを演じて冷淡な男にイメージチェンジする。

 演出は『振り向けば愛』『メリーゴーランド』などを手がけたハン・ヒ。製作陣は「若年失業者を主人公にしたが、社会的に深刻なメッセージを伝えようとするドラマではない」とし、「しかし、コメディータッチになりすぎず、視聴者もこうした問題に自然と関心を持てるようにしたい」と説明した。

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