韓国の歌謡界で久しく現れなかった混声デュオが誕生した。

 Jadu、ビジュ以降、久しくニューフェースが登場しなかった混声デュオは、プロジェクト・グループ「R-GIO」の誕生で系譜を引き継いでいる。R-GIOは「願い」で中毒性の重厚な声を聞かせてきたGIOが2年間の空白を経て、女性メンバーRと合体し誕生したグループだ。

 R-GIOのデビューアルバムはGIOの変化した音楽性とRのセクシーながらも魅力的な音色が調和を織り成し、独特な魅力を醸し出している。特に韓国の有名作曲家、作詞家とトップクラスのミュージシャンの参加で高い完成度を誇る。

 R-GIOは聞く人に新鮮さを与え、従来の曲との差別化のため、ポップス、ヒップホップ、ダンス音楽、バラードなどを適切に加味している。

 タイトル曲『バカだから』は誰でも一回は経験したことのあるせつない恋の話で甘いメロディーと曲をリードするR-GIOの歌唱力が絶妙に調和している。

 また、従来のヒップホップ音楽にッ韓国伝統の楽器チャンとデグムをつなぎ合わせ、新しいヒュージョン・ミュージックを完成させた『悲歌』は呪術的な歌詞とメロディーでタイトル曲以上の注目を引いている。

 この他にも映画『恐怖の外人球団』のテーマ曲だったチョン・スラの「私はあなたに」もR-GIOだけの色に新たに編曲している。

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