過去の出演作を見てみると、イ・ウンジュさんは死と因縁が深い女優だった。イさんは映画『バンジージャンプをする』『恋愛小説』『太極旗を翻して』(邦題『ブラザーフッド』)など、毎回出演作で死を迎えた。

 時間と空間を超える魂の愛で注目された映画『バンジージャンプする』(2000年作品)でイ・ウンジュさんは交通事故で運命の恋人である李炳憲(イ・ビョンホン)を残し死んだ。イ・ウンジュさんは2003年に安在旭(アン・ジェウク)と共演した『空の庭園』(邦題『愛と、死を見つめて』 )で胃がん患者として期限付き人生を宣告され、空前のヒットを記録した『ブラザーフッド』では張東健(チャン・ドンゴン)の恋人役として出演し、韓国戦争の混乱期に反共団体の銃に当たり死を迎えた。

 また、韓石圭(ハン・ソッキュ)と不倫に落ちる役を演じた『朱紅文字』(邦題『スカーレットレター』/2004年作品)では自動車のトランクで悲劇的な最後を遂げている。

 スクリーンで堂々たる演技力により高く評価されていたイ・ウンジュさんは昨年、ドラマ『火の鳥』に出演、堂々としながらも女性らしいキャラクターを演じ、絶大な人気を得ていた。

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