1970年代の米軍部隊周辺の疎外された人々を描いた金基徳(キム・ギドク)監督の2001年作品『受取人不明(Adresse inconnue)』が、9日、フランスで公開される。

 配給会社ジュートロップフィルムは報道資料を通じて、金監督とのインタビューを紹介し、「金監督が米軍部隊周辺に住んだ幼いごろの体験から霊感を得た」とし、韓国の分断と独裁、経済再建、米軍駐留の現実に対しても説明した。

 金監督のまたの作品『悪い男』もパリで開かれている「50編で会った韓国映画50年」イベントに出品され、先月30日に上映されている。

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