チョン・リョウォン。派手な照明に大胆な衣装のCHAKRAのメンバーとだけ彼女を記憶している人がいるならば、落ち着いたファッションに薄い化粧をした彼女を見て、びっくりするかもしれない。

 KBSヒュージョン歴史ドラマ『海神』のスエの優雅な姿がオーバーラップするほど、実際に会った第一印象は情熱の赤より純白に近い。

 数多い作品に出演してもまだ役者よりもセクシーな歌手出身の女優と見る視線が多く、ある時は寂しさで涙を流すこともある。映画初出演作『B型の彼氏』とMBC昼のシチュエーションコメディ『アンニョン、フランチェスカ』、ドラマ『マジックパワーアルコール』で清純美とセクシー美、知性美の3役をこなす彼女に会ったが、作品の話より、世間の誤解や偏見に関心が向く。

▲…なぜかお酒を良く飲みそうだが、実際はあまり好きではない方

 「アセトンの味がして飲めないです。好きなものが悪いわけでもないし、好きじゃないものが良いわけでもないけれど、誤解は誤解じゃないですか」

▲…親しい芸能人も世間で言われているように多くない。ソイ、ソ・ジヨン、ユン・ウネなどが気さくに付き合える友人たち。

 「先日、『ごめん、愛してる(SBSドラマ)』で(出演している)ソ・ジヨンに無意識に口をつぐむのが目に付くと言ってあげました。ジヨンは『アンニョン、フランチェスカ』をモニターして、笑いすぎで、口もとのしわがたくさん出ていると指摘してくれました」

 真の友人は相手に薬となる言葉をかけてあげるべきだというのが彼女の交友論。

▲…よく遊んでそうだと言うと真顔になる。

 「楽しく遊ぶけど、ナイトクラブに行って遊ぶ方ではないです」

 趣味が意外にも書店の隅で何時間も座りながら本を読むこと。買って読むよりも刺激的な面白さがある。絵を描いたりアクセサリーを作ったりするのも趣味だ。


▲…料理とは距離があるようだが、これもまた誤解だと抗弁

 「クッキングスクールに半年近く通っていました。うまいかどうかは分からないけど、自分で食べてみるとすごく美味しいんです」

 両親は豪州のブリスベンに住んでおり、チョン・リョウォンはソウル・三成(サムソン)洞で1人暮らしをしている。

▲…男性遍歴はどうか。今までに付き合った男性4人中3人が芸能人だったが、今は恋人なし。彼氏ができたらすぐ知らせてあげるとジョークを飛ばす。

 豪州で国際経営学を専攻していた時、偶然韓国に来た際に路上でキャスティングされ、思ってもみなかった芸能人の道を歩んでいる。高麗(コリョ)大学KIEP(対外経済政策研究院)課程に入ったのも学業に対する未練のためだろう。

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