繁華街・明洞(ミョンドン)の中心に映画の中のシーンを体験できるテーマパークが誕生した。

 映画制作会社「サイダース」系列の「アイコンテンツ」が今月はじめに開業した韓流体験館「シネアイスタジオ」。初めて足を踏み入れると、どこかでよく見たような草原が目の前に広がる。

 映画『JSA』で主人公のイ・ビョンホンと宋康昊(ソン・ガンホ)が出会った草原だ。何歩か歩くと、映画の中の2人の主人公に扮したアマチュアの役者たちが哨所でお菓子を分け与えながら微妙な神経戦を繰り広げるシーンを再現している。

 『オールドボーイ』や『スキャンダル』、『8月のクリスマス』、『シュリ』など、人気を博した韓国映画の主要セットが一つずつ空間に組み込まれている。「日本でろう人形を利用し映画のシーンを再現したのを見たことはあっても、直接演技を見せてくれるのは初めて見た」(日本人観光客のウテ・ヤスヨシさん)。

 体験館は韓流ブームに乗り、旅行で来る日本や中国からの観光客をターゲットに作られている。そのため、ガイドも日本語と中国語が自由自在だ。「家族単位で楽しめるよう美術、NANTA公演といったプログラムを補強していく予定」(チャン・ソクリュ総監督)。観覧料金は2万2000ウォン、高校生以下は1万5400ウォン。地下鉄『明洞駅』6番出口。

www.cineistudio.com (02)775-9773)

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