江原(カンウォン)道・春川(チュンチョン)市・昭陽(ソヤン)路にあるドラマ『冬のソナタ』に登場した「チュンサンの家」が今年から有料化されたが、相変らず多くの日本人観光客で賑わっている。

 「チュンサンの家」は新年から5000ウォンの入場料が設定され、昼休みと日曜日を除いた平日午前9時から午後6時まで、日本人をはじめ海外からの観光客に開放されている。

 しかし、当初の懸念とは異なり、毎日300~400人の観光客が入場券を購入後、周辺や庭先で入場を待つ風景は今も変わりない。



 この数は昨年ピークだった1日500~800人に比べて多少減少したが、観光オフシーズンであることから大差はないものと見られる。

 実際にこの場所を訪れる観光客は、韓流ブームによってドラマロケ地を直接訪れ、ピアノなどの小道具に触れて感懐に浸ることが目的なため、入場料が設定されたからと差ほど影響はないのだ。

 しかし、韓国内の旅行会社や観光ガイドには、観光客に代わって入場券を購入したり、有料化についての案内をする必要があるため評判ではない。

 某旅行会社のガイドは「突然の有料化で困惑している」としながらも、「ところがチュンサンの家を訪れる日本人観光客は、金額に対してはそれほど気にしていないようだ」と説明した。

 春川市は昨年6月から、「チュンサンの家」の持ち主(65)と月100万ウォンの賃貸契約を結び、約10万人の海外からの観光客に無料開放してきたが、昨年12月に持ち主が肉体的、精神的に疲れたと言及したため、有料化を協議した。

 これと関連してネット上では有料化は『冬のソナタ』のイメージに合わないといった主張と、個人の財産であるだけに有料化は問題ないという意見に二分されている。

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