江原(カンウォン)道・春川(チュンチョン)市が、ファンからの抗議を受けたペ・ヨンジュン全身像の制作者に再び制作を依頼し、『冬のソナタ』のロケ地に設置することを決めた。

 柳鍾洙(リュ・ジョンス)春川市長は10日、「ペ・ヨンジュン氏全身像の制作者がファンから『似ていない』などの激しい抗議を受けて廃棄処分することを伝えてきた」とし、「確かに実績のある彫刻家ではないが、個人の名誉に関わることであり、若者の情熱を削いでしまってはならず、新たに作り直すことを決めた」と明らかにした。

 また同市長は「彼も今回の件で多くのことを感じたはず」とし、「まだ制作者に依頼はしていないが、引き受けるかどうかは本人の決定次第」と付け加えた。

 同市長は問題となったペ・ヨンジュン像について「見た目は似ているが、最も重要な目が問題だった」とし、「ファンの抗議で市ホームページのサーバーがダウンして驚いたが、それだけ関心が高いということが分かった」と話した。

 今回、ペ・ヨンジュンの全身像を公開した制作者は、ファンからの抗議を受けた8日、全身像を廃棄するという意思を表明していた。

 一方、春川市は韓日修交40周年にあたる来年、日本から3000人を『冬のソナタ』のロケ地となった同市に招き、韓日のど自慢大会、韓日伝統音楽祭など、『冬ソナ』ブームを継続させるための文化交流イベントの推進を検討することを決めた。

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