宋承憲(ソン・スンホン)が6年前にレコーディングしたアルバムが、日本でのリリースをめぐって法的紛争に巻き込まれる可能性が出てきた。

 『I Love You』をはじめ10曲が収録されているこのアルバムは、当時、宋承憲がアルバム制作者のY氏と契約してレコーディングを行ったが、実際には発売されなかった。

このアルバムは希少盤として現在、日本のレコード店の予約順位で上位に入るなど、 宋承憲ファンの間で話題になっている。

 しかし、 宋承憲の所属事務所GMエンターテインメントは「6年前にお蔵入りになったアルバムがなぜ今になって本人の同意なしに日本で発売されるのか理解できない」とし、「このアルバムの発売を阻止するためにすべての法的措置を講ずる」と明らかにした。

 GM側はまた、「Y氏は当時、宋承憲に支給するはずだった2億ウォンのうちの1億ウォンを支給しておらず、宋承憲の同意なしにアルバムを発売する権利はない」と主張した。

 対するY氏は「アルバムのリリースに何ら問題はない」という立場をとっている。Y氏は3日、「宋承憲に支給する額は2億ウォンではなく、すでに支給した1億ウォンがすべてで、アルバムの販売成果によってボーナスとして1億ウォンをさらに支給することになっていただけ。アルバムリリースに関する権利はこちらにある」と述べた。

 Y氏はまた、「当時、レコーディングはしたが、アルバムが発売されなかったのは、 宋承憲がアルバムのプロモーションに積極的ではなく、成功が期待できないと判断したため」としながら、「現在、日本側との契約は成り立っておらず、今よりも好条件でアルバムをリリースするために交渉を続けている」と話した。

 しかしGM側は「当時、アルバムがリリースされなかったのは、契約書上のアルバム発売元がアルバムのレベルが低いと判断したため」としながら、「こうした理由なだけに、アルバムが日本でリリースされた場合、 宋承憲個人のイメージはもちろん、韓流ブームにも悪影響を与える」と反論した。

 宋承憲は入隊直前にドラマ『悲しい恋歌』のサウンドトラックのために『10年が経っても』という曲の一部も収録しており、今回の未発表音源と共に新たな問題に発展する見込みだ。

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