今月29日、ソウル市内の国立劇場ヘオルム劇場で行われる「第25回青龍映画賞授賞式」で女優のキム・ヘスと俳優の鄭俊浩(チョン・ジュノ)が3年連続して司会を務めることが決まった。

 2002年から青龍映画賞の司会者としてコンビを組んできた二人は、これまでにも華麗な舞台に相応しい姿を披露してきた。

 青龍映画賞は公正性を保つため、授賞式直前まで受賞者を徹底的に秘密にする。

 そのため、司会者は生放送前にコメントを準備する時間がなく、その場のアドリブで対応しなけばならない。大胆さと冷静さが同時に要求される緊張の舞台だ。

 キム・ヘスは普段から「青龍映画賞は1年に一度ある家庭行事のようなもの」と口癖のように話している程に自他が認める青龍映画賞の顔だ。

 第15回青龍映画賞に初めて登場し、第20回から25回まで6年連続して司会者を担当してきた。

 どんな状況でも冷静かつユーモアを忘れないアドリブのテクニック、そして彼女のみが着ることができる衣装も毎年話題となっている。

 「青龍映画賞の衣装が新聞記事を飾るので自然と気を使うようになる」というキム・ヘスが今年はどんなファッションを披露してくれるかに今から多くの関心が集まっている。

 『初恋』と『ドクター・ボン』で2回、青龍映画賞の女優主演賞を受賞したキム・ヘスは、今回も『顔のない美女』で女性主演賞にノミネートされており、多くの期待が寄せられている。

 今年で司会者3年目となる鄭俊浩は忠武路(チュンムロ/国映画の中心地)を代表する俳優の一人。整ったルックスと魅力溢れるキャラクターを持った鄭俊浩は『逆転の名手』の撮影を終え、最近では康祐碩(カン・ウソク)監督の野心作『公共の敵2』の撮影を行っている。

 今年1年はこれといったヒット作に恵まれなかった鄭俊浩は、新作『逆転の名手』と『公共の敵2』で『家門の栄光』や『頭師父一体』のようなヒットを再び狙うと覚悟を新たにしている。

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