世界的に広がるリバイバルロックが韓国にも上陸した。

 テオ(ボーカル)、ヘイン(ギター)、テミン(ベース)、ソイン(ドラム)の4人がメンバーの「Soul N'Gene」は、そんなリバイバルロックを聴かせてくれるバンドだ。

 最近のほとんどのバンドがハードコアやモダンロックを志向している一方で「Soul N'Gene」は、70~80年代を連想させるリバイバルロックをベースに活動している。

 リバイバルロックを標榜した「Soul N'Gene」のサウンドは電子音を一切使わないアコースティックなサウンドが基本。ギター、ドラム、ベースに加え、ピアノの音が魅惑的なハーモニーを奏でる。

 アルバム収録曲の中で最もアコースティックな雰囲気が漂う『美しい君』は、江南(カンナム)や学生街のカフェを中心にプロモーションを行って選ばれた曲。多くの曲の中で最も問い合わせの多かった曲だという。

 デビューアルバムだからと言っても「Soul N'Gene」の曲はまったくの無名ではない。

 現在、サムスンの携帯端末「エニーコール」のラジオCMに使われている『帰って来たかった』は、ドラマ『北京 私の愛』の挿入歌としても使われ、『美しい君』も映画『私の男のロマンス』で使われた。

 そして、さらには『Never Falling In Love Again』が映画『彼女のSダイアリー』の挿入歌として使われることが決まった。

 「Soul N'Gene」が掲げる今回のアルバムテーマは「大人になってしまった子ども達の夢と愛」

 世の中が厳しくなるほどに温かい音楽が懐かしくなる今日この頃だ。

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