朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記が権力に飢えた独裁者として描かれている人形アニメ『Team America World Police』 が米ボックスオフィスの3位にランクインした。

 15日にハリウッドをはじめ全米で公開された『Team America World Police』は早くから大ヒットが予想されていたが、18日に米興業成績調査会社のエグジビターリレーヨンズとニルソンEDI社が発表した先週末3日間の全米興収ランキングで1212万ドルの興行収入を記録、3週連続トップの座を守ったアニメ『シャーク・テイル』と『Friday Night Lights』に続く3位にランクインした。

 1位の『シャーク・テイル』は2200万ドルで公開以来1億1872万ドルの興行収入を記録、2週連続2位の『Friday Night Lights』は1221万ドルを記録した。

 コミックアクションとして制作された『Team America World Police』は、ブロードウェイのミュージカル俳優、キャリー・ジョンストンが米秘密警察の「チームアメリカ」に起用され、金委員長を中心とした大量破壊兵器(WMD)の取引ネットワークを一網打尽にするといった内容。

 米国内に広がる無謀な愛国心を風刺しながら、北の核問題などを扱っており、米国内外からの関心が集まっていた。

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