5人組ロックグループ「BUZZ」が全国ツアーで驚異的な観客動員数を記録した。

 新人バンドの全国ツアーコンサートは韓国の音楽業界では不可能とも言われているが、「BUZZ」は5月30日から現在まで、ソウル、釜山(プサン)、水原(スウォン)、大田(テジョン)、大邱(テグ)、全州(チョンジュ)、光州(クァンジュ)昌原(チャンウォン)、春川(チュンチョン)などで、計5万人以上の観客動員を記録した。

 特に「BUZZ」は昌原、全州、春川などの地方でも周囲の反対を押し切って公演を行い、平均2400人以上の観客動員を記録してみせた。

 「BUZZ」は28、29日、ソウル市内の西江(ソガン)大学で2回のアンコール公演を行い、今回の全国ツアーを終了する。


 「BUZZ」の今回の全国ツアーは家族連れの観客が多く、今までのような10~20代の観客が中心のコンサートから脱皮し、健全な公演文化の形成に大きな役割を果たしたと評価されている。

 全国の公演企画会社は今回のツアーが好評だったことから、先を争うようにオファーを行っている。

 「BUZZ」に刺激を受けた音楽業界のプロモーションもコンサートやショウケースを通じたプロモーション戦略へと徐々に変わりつつある。

 コンサート期間中に各種イベントやCM出演のオファーをすべて断った「BUZZ」は、収入面での成功よりも自分たちの音楽を直接ファンに聴いてもらうことのできるコンサートに満足しているという。

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