シチュエーション・コメディーの『順風産婦人科』を通じてコミカル演技の真髄を見せた俳優の呉知明(オ・ジミョン/65)が、「元祖モムチャン(素晴らしい肉体の持ち主の意)宣言」をした。

 映画『ふざけるな』(JUプロダクション制作)で熱血ヤクザのゲドク役を演じている呉知明が、劇中の道場でのシーンで派手なアクション演技と見事な肉体を披露して「元祖モムチャン」であることをアピールしている。

 実際にも若い世代にはあまり知られていないが、呉知明は70年代に忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)を代表するアクション俳優だった。

 呉知明は映画『第3地帯』(1968)や『稲妻のような男』(1970)など、約180本の映画などで華麗なアクションシーンを披露して多くの女性ファンを魅了した。また、『ふざけるな』に共演中の崔佛岩(チェ・ブラム)とも映画『男現住所』(1971)で激しいアクション対決を繰り広げた。

 呉知明は最近行われた撮影で、特別なアクション指導もなくパワフルなテコンドーの技を披露して40年間身についたアクション演技の真髄を見せつけた。呉知明のテコンドー演技は周囲のスタッフをあっと言わせるほどのカリスマがあったという。

 呉知明はまた、還暦を過ぎた年齢とは思えない肉体を披露して20~30代のスタッフを驚かせたという。

 映画振興委員会のシナリオ公募展での入賞経歴もある呉知明は、今回の映画『ふざけるな』の企画、脚色にも参加して監督と主演の両方を務めた。

 周囲からは「なぜその年になって映画監督をやるのか」反対されたが、長年にわたって抱いてきた映画監督として成功する夢を叶えるために情熱を燃やしている。

 映画『ふざけるな』は復讐のために15年ぶりに再び集結した3人組が、大胆にも復讐をする相手の娘のボディーガードを務める過程を通じて男の友情を再び確認するといった内容で、現在約70%の撮影が終了しており、11月の公開を予定している。

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