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超人気ドラマ『パリの恋人』、視聴率57.4%で終了
SBSドラマ『パリの恋人』がエンディングを対する多くの批判にもかかわらず、最終回に57.4%(ニルソンメディアリサーチ調査/TNSでは56.3%)の視聴率を記録、今年放送されたドラマとしてはMBC『大長今』(57.8%)に次ぐ2位を記録した。同ドラマ自体も第19話に記録した51.9%を大幅に上回る視聴率を記録した。
歴代ドラマ視聴率の順位はKBSの『初恋』(65.8%)が過去最高の1位で、『パリの恋人』は歴代11位を記録した。
こうした中、同ドラマホームページの掲示板には最終回となった第20話について「理解ができない」「結末がドラマを台無しにした」などの批判の書き込みが相次いだ。
本来のストーリーが作者の意図通り「仮想(シナリオ)」であったという設定にされ、現実とシナリオの境界線がはっきりしないまま最終回を迎えたからだ。
中でも最後のシーンで現実のテヨンとギジュが「シンデレラはいた。GD自動車のハン・ギジュ社長がパリでフィアンセと再会」とスポーツ新聞のトップで報じられた部分に対しては、ほとんどの視聴者が納得できないという反応を示した。
仮想と現実に同じ人物が存在するうえ、現実にも同じ名前の主人公が何人も存在するという設定そのものがドラマをあまりにも複雑にしてしまったからだ。仮想だったというエンディングに対するネット上での視聴者からの反発で作家が終盤に突然シナリオを変えたことが、こうした結果をもたらせたようだ。
制作陣と二人の作家は13日午前、「仮想エンディング」が公開されて以降、ネット上に非難が集中したため、同日午後にシナリオの修正を行ったと明らかにした。しかし、14日深夜にまで及んだ会議の結果、仮想だったというエンディングに変更はないが、シナリオと現実の恋愛を共存させるという折衷案を採用することで最終的に落ち着いた。
キム・ウンスク、カン・ウンジョンの共同作家は「視聴者を混乱させて申し訳なかった。しかし、誰にでもシンデレラのような恋ができるということをどうしても伝えたかった」と仮想エンディングにこだわった背景を説明した。
『スポーツ朝鮮/ソン・チェス記者 manscs@sportschosun.com 』