日本の韓流ブームを支えるドラマ『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)が韓国に逆上陸、数百億円の経済効果をもたらしていると日本の産経新聞が27日、伝えた。

 同紙はこうした現象は『冬の恋歌』の主演を務める”ヨン様”こと俳優のペ・ヨンジュンを愛する日本の女性ファンによって支えられていると伝えた。

 日本の女性ファンはロケ地となった春川(チュンチョン)をはじめ韓国各地を訪れ、円を惜しみなく使い、2年前に韓国で放送されたこのドラマは、観光客数の増加、関連商品販売量の増加、韓国のイメージ向上など、数百億円にも上る経済効果をもたらしている。

 春川市は800万円を投じて登場人物のチュンサンとユジンが高校時代に過ごした16カ所を整備、テーマストリートの「愛の道」を新たに造成した。

 先月から有料で公開されている「チュンサンの家」には、一日に平均して約300人の日本人観光客が訪れている。

 今年に入り、春川市の観光客数は昨年の5倍にも増えている。今年4月に日本でNHK地上波による『冬の恋歌』の再放送がスタートしてからは、韓国を訪れる日本人観光客の数は40%増加した。この数は年末までには20万人に達するものと見られている。

 ペ・ヨンジュンの顔が印刷されたマグカップは、日本の女性観光客に一番人気で、ペ・ヨンジュンがかけていたスタイルのメガネも人気商品の一つだ。ペ・ヨンジュンが行きつけの焼肉店には連日、日本の女性ファンが殺到しているという。

 日本のファンのこうした熱狂ぶりのおかげで、韓国でもスターではあるが、絶頂期に比べ多少人気の落ちていたペ・ヨンジュンの人気が再び高まっている。

  韓日政府は国交正常化40周年を迎える来年、こうした「冬ソナブーム」を活かして「韓日共同訪問の年」と定めるなど、さまざまなイベントの開催を計画している。

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