【動画】朴重勲&車太鉉インタビュー

 どんな俳優になりたいかという質問を受ける度に車太鉉(チャ・テヒョン/28)はいつも「朴重勲(パク・チュンフン)さんみたいな俳優」と答えた。朴重勲(38)もよく「太鉉はいい奴」と話していた。

 7年前の1997年、映画『ハレルヤ』に似非牧師と不良学生役で共演してからも二人は安聖基(アン・ソンギ)が主催するゴルフの集まりで親交を深めてきた。これまでに車太鉉は大きく成長し、朴重勲は車太鉉にとって掛け替えのない先輩になった。コミカル演技の義兄弟となった10歳年の差のある二人は、互いに鏡のような存在だ。そのため『トゥーガイズ』は映画の完成度以上に二人の共演が話題を集めている。二人が互いにインタビューをした。

-こんなことを真剣に聞いたことはないけど、ズバリ俺の長所と短所は何かね?

 「兄さんはお気楽な人ではありません。完璧主義者なんです。でも、相手を和ませようと努力するのはいいところです。それとデリケートすぎると思います。まあ兄さんは電話でも感情をすべて表現するから悩みとかはなさそうですが」

-『トゥーガイズ』の撮影をしながら二人の間に“パートナーシップ”みたいなものがあったと思うか?

 「映画を撮るのに信頼関係がなかったら一大事です。兄さんとは十歳も離れているのに、安在旭(アン・ジェウク)さん、チョン・ウソンさん、張東健(チャン・ドンゴン)さんとかの先輩に比べてずっと気楽です。多分兄さんも同じでしょう。普段から仲がいいのだから、映画でかみ合わないわけがありません」

-10年後には今の俺と同じ年になるが、その時どうなっていたい?

 「兄さんのように映画に出て、後輩たちと今の僕たちのような関係を築きたいです。それともっとゴルフも上手くなりたいです」

-もうすぐ30になるけど、どうかね?

 「今までと同じように暮したいです。韓国の映画界では30歳が結婚を急がなければならない年齢ではありませんが、早く結婚して次のステップに移りたいです」

-人生を生きていれば必ず存在する大切な人がいるけど、俺はその10人以内に入るのかね?

 「まったくもう、そんなの当たり前じゃないですか!」

-僕も同じ質問をします。僕の長所と短所はなんでしょうか?

 「正義感があるな。俺によくしてくれるが、気を使うのではなくて相手が客観的に良い人なのか、そうでないのかを人の判断基準にしている。ところがその分、普遍的な思いやりは減ってしまう。それとお前は話す時に相手の目をよく見ない。俺はお前がシャイだと分かっているが、他の人はおかしいと思うだろう」

-兄さんは今年またハリウッド映画に出演する予定ですが、兄さんにとってハリウッドとは何ですか?

 「創作者のタブーは“踏襲”だ。物理的に映画は回を重ねるごとに踏襲をするしかなくなる。自分にとってのハリウッドとは緊張を楽しむ場所だ。危険を冒してでも胸のときめきを楽しみたいんだ。俺にはそんな血が流れているんだろう」

-兄さんがまた僕と同じ年齢に戻ったら一番やってみたいことは何ですか?

 「結婚して子どもができれば確かに楽しいが、時には不便に感じる時がある。シングルライフの気楽さ、それが魅力だ。リュックを背負って自由に旅に出て自分の思うままに暮したい」

-兄さんにも人生で忘れたい出来事がありますか?

 「具体的に言うのは何だが、掟を破ったことかな。俺は全財産を失ったと思っている。

もちろん、その時に多くのことを学んだがな」

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