国内の女優としては初めて米国のドラマに出演する金允珍(キム・ユンジン)が『シュリ』の女戦士から女医に変身する。

 米ABCのドラマ『ロスト』(LOST)で金允珍は、薬草で人々を救う韓国系米国人のソンを演じる。『ロスト』はオーストラリアから米国に向かう飛行機が事故で無人島に不時着して始まるスペクタクル・アドベンチャー。金允珍はドラマをリードする13人の登場人物の一人として登場、無人島のミステリーを解いていく。

 「すべての登場人物が秘密を持っています。私が演じるソンも初めは英語ができないふりをします。監督のJJアブラハムが東洋医学に関心があります。ソンは無人島で薬草を探して事故で怪我をした人たちを助けます」

 昨年、国内での活動を中断してハリウッド進出を狙った金允珍は、米国の大手エージェントであるウィリアム・モーリスとマネジメント契約をした。その後、ABCと破格のドラマ出演契約を結んだ。

 事前準備を徹底して行う米国では、予め撮影した1話と2話を他の作品と競合させるシステムになっている。『ロスト』も同様に1話と2話の制作のみに150億ウォンを投じてハワイで撮影が行われた。先月、ニューヨークで他の13作品と共に試写会が行われ、最終的にこれをパスをして9月からのスタートが決定した。

 金允珍は「米国のドラマに出演と言われていたのに放送されなかったらどうしようかとかなり心配した」と語った。

 金允珍は『ロスト』で『ロード・オブ・ザ・リング』に出演したドミニク・モナハン、『マトリックス』のハロルド・ペリノー・Jr、『イングリッシュ・ペイシェント』のナヴィーン・アンドリュースといったハリウッドスターと肩を並べる。

 金允珍は今回のドラマで一回あたりの出演料5万ドルと専属契約金の105万を稼ぎ、20億ウォンの収入も得ることになった。

ホーム TOP