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【撮影現場】ウォン・ビンがタフなイケメンに大変身
イケメン俳優たちが続々とタフな役に挑んでいる。
ソフトなイメージのチョ・ スンウが火花散るアクションを披露した映画『下流人生』が話題の今日この頃、もう一人のイケメン俳優が拳と共に罵声を浴びせるタフな役を演じてイメージチェンジを試みる。
最近、釜山(プサン)の某高校で行われた映画『うちの兄』(アン・グォンテ監督、ジニン社フィルム制作)の撮影現場。学校裏の煙が立ち上る焼却場の近くで戦いは行われた。
一lの女性を争い、見るからにして悪そうなチョルバジ(キム・テウク扮す)と対決をするのは他でもないジョンヒョン役のウォン・ビン。
普段でもおとなしい性格のウォン・ビンが、それも 校内で罵声を浴びせる今までには到底見ることのできなかったシーンの数々に、撮影スタッフやこれを見守る人々は驚きの表情をしていた。
拳を握った喧嘩番長のジョンヒョンが図体の大きいチョルバジを圧倒した瞬間、足元の砂を振り撤いて姑息な手で抵抗するチョルバジが戦勢を逆転させた。
砂で目をやられた弟のジョンヒョンを助けるために無我夢中でチョルバジに飛び掛る兄のソンヒョン役を演じるのは申河均(シン・ハギュン)。腹を蹴られながらも弟のために必死に応戦した兄のおかげで勇敢な兄弟はチョルバジを叩きのめすことができた。
特殊効果のために口に含んだ血に似せた赤い液体を吐き出しながら泥まみれになった手で顔を拭うウォン・ビンは、これ以上はルックスだけの俳優と呼ばれるのを拒むように訛りのきつい釜山方言と印象をガラリと変えた短髪、さらには制服を着てのタフな演技で険しい世の中を突き進んで行く強靭な姿を見せた。
『太極旗を翻して』(日本タイトル『ブラザーフッド』)に続いて再び弟役を演じたウォン・ビンは、「実際にも末っ子だからか、最近は立て続けに弟役を演じている。
張東健(チャン・ドンゴン)さんとは初めての弟役を演じて少し大変だったが、申河均さんとは二回目の弟役だからか、実の兄みたいだった」と笑った。
申河均も「表面的には悪そうでも非常に家族思いなキャラクターがまるで実際のウォン・ビンのようだ」と弟思いなコメントをした。
同じ学校に通う優等生の兄と喧嘩番長の弟との兄弟愛を描いた映画『うちの兄』は、秋夕(チュソク/旧盆)頃の公開を予定している。
『スポーツ朝鮮/釜山=ナム・ジョンソク記者 bluesky@sportschosun.com 』