アジア最高の美女は誰か?

　女優の金喜善(キム・ヒソン)と台湾の歌手、ビビアン・スーのどちらが美しいかを巡ってネット上で熱い論争が巻き起こっている。

　発端は「ネイバー」の知識検索から始まった。あるサイト利用者が「ビビアン・スーと金喜善のどちらがきれいでしょうか?」という質問をすると、両者共に譲らない支持数を集めて激戦を繰り広げている。この事実が他の掲示板にも広がると、論争は愛国心にまで及んでいる。

　ビビアン・スーの支持者たちは「ビビアン・スーには神秘的な魅力がある」と主張し、一方の金喜善の支持者たちは「ビビアン・スーは目だけが大きい。目、鼻、口のバランスのとれた金喜善のほうが絶対にきれいだ」といった意見を寄せた。

　問題は本題から外れて徐々に愛国心論争に変化しているという事実。

　「ビビアン・スーはキムチを日本のものだと思っていて最も好きな日本料理もカルビだと言う親日派」という意見から「ビビアン・スーを支持する人間は愛国心が足りない」といった主張が殺到し、客観的な立証も行われない状況で関係のない人物の名前まで登場して「誰々は整形美人なのか否か」といった話題まで飛び交っている。

　芸能界では今回のハプニングがアジアの芸能界とのボーダーレス化が進んだ一面であると解釈し、今後も国境を越えた芸能コンテンツの交流がさらに活発化して第2、第3の美人論争が起こると見込んでいる。

『スポーツ朝鮮/チョン・ギョンヒ記者 gumnuri@sportschosun.com 』