「今年から韓国で日本の音楽が開放されましたが、まだ大きな成功を収めた日本人アーティストがいません。たぶん韓国と日本の国の違いからだと思います。私も自分の公演にどの程度の方がいらっしゃるか緊張しています」

 日本を代表する女性シンガー、安室奈美恵が5月13~15日の3日間、オリンピック体操競技場で開かれる初の来韓公演のプロモーションで7日に訪韓、記者会見を開いた。安室は質問を予め書面で受け取り、その返答を考えるために予定の開始時刻より1時間遅れて会場に現われた。会見場には韓国と日本の取材陣が約140人集まった。

 「以前に韓国へ来た時はとても忙しくてショッピングをする暇もありませんでした。今回は十分に時間を取って韓国をゆっくりと見て歩きたいです。もちろん公演を成功させるのが優先ですが」。安室は以前にプロモーションビデオの撮影で来韓したことがある。

 1992年に4人組の「スーパーモンキーズ」というグループを結成してデビューした安室は、1995年に人気プロデューサーの小室哲哉が提供した曲でソロデビューを果たした。

 1996年にリリースしたアルバム『SWEET 19 BLUES』が日本で400万枚以上のセールスを記録、オリコンチャートの1位を42週間キープして名実ともに日本最高のシンガーになった。97年にリリースした『CAN YOU CELEBRATE?』がミリオンヒットを記録し、アジアにもその名をとどろかせた。

 「今、日本でツアー中の公演内容とまったく同じステージを披露する予定です。そのうちの1日は韓国のアーティストと共演する予定で、一味違った演出をお見せできるでしょう」

 「韓国の文化について知っていることはあるか」という日本人記者の質問に安室は「申し訳ありませんが分かりません。以前に韓国の家庭料理を食べましたがすごく美味しかったです」と答えた。

 容姿についての質問には「毎日楽しく笑いながら過ごすのが秘訣」と笑顔で答えた。

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