映画
康祐碩監督が「シネマサービスジャパン」を旗揚げ
韓流スターの日本進出がさらに加速化する見込みだ。
映画『実尾島』の康祐碩(カン・ウソク)監督が率いる「シネマサービス」が、韓国映画史上初めて直接配給形式で日本に進出する。
康監督は4日、「韓国映画の日本での直接配給システムを実現するため、東京に日本現地法人『シネマサービスジャパン』(仮称)を6月までに発足させる予定」と明らかにした。
「シネマサービスジャパン」は松竹など日本の大手配給会社と共同配給の形でスタートし、今後5年以内に本格的な単独配給システムを稼動させる計画だ。康祐碩監督はこれと関連して詳細事項の交渉のために9日に日本へ向かい、大手配給会社の他、アミューズ、ギャガといった映画輸入配給会社などと接触する予定だ。
海外に韓国の映画配給会社が設立されるのは今回が初めて。破格とも言える今回の決定は、過去5年間に日本市場での可能性を検討してきた康祐碩監督の判断によって実現した。
先月17日『実尾島』の販売のために日本を訪れた康監督は「1000万観客時代を迎え、韓国映画の世界化のための積極的なマーケティングと配給戦略をこれ以上は先延ばしにできない」と今回の進出理由を明らかにした。
これまでに『シュリ』、『共同警備区域/JSA』、『友へ/チング』などが日本で公開されたが、マーケティングや配給面で不利な契約を交わし、収益を極大化できなかった。