「お金よりも義理!」

 俳優の李炳憲(イ・ビョンホン)が、3カ国合作のホラー映画にノーギャラ出演する。

 李炳憲は8月に公開予定の映画『スリー、モンスター』を通じて初のホラー映画に挑戦する。『スリー、モンスター』は2002年に韓国、タイ、香港の合作映画で金知雲(キム・ジウン)監督がメガホンを取った『スリー』の2004年版。

 今回はタイに代わって日本が合流して韓国は『オールド・ボーイ』の朴賛郁(パク・チャヌク) 監督、香港は『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ監督、日本は『オーディション』の三池崇史監督が“ホラー映画三国志”を演出する。

 人間内面の悪魔性と残酷さを通じて極限の恐怖を描く今回の映画で李炳憲は、日常の恐怖に突如として襲われる男性を演じる。

 李炳憲は『共同警備区域/JSA』への出演を通じて縁を結んだ朴賛郁監督との義理と信頼、完成されたシナリオを土台にしたホラー映画という新しいジャンルへの挑戦、日本や香港などのアジア市場への進出を視野に入れ、「ノーギャラ」という破格条件を自ら提示したという。

 李炳憲は最近、映画『誰でも秘密はある』と超高額の出演契約を交わして業界一の高給取りの名を知らしめただけに、今回の決定は忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)で大きな話題を呼んでいる。

『スポーツ朝鮮/チョン・ヒョンソク記者 schung@sportschosun.com 』

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