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ソテジと金大中前大統領の「夢の会談」が実現
ソテジと金大中(キム・デジュン)前大統領の“最高の出会い”が実現した。
ソテジは10日午後、ソウル市・東橋(トンギョ)洞にある「金大中図書館」を訪問、金大中前大統領の温かい歓迎を受けて歓談を行った。黒いジャケットとヒップホップスタイルをしたカーキ色のパンツに白のスニーカーを履いた個性的なスタイルで現れたソテジは、金前大統領と李姫鎬(イ・ヒホ)女史に最近リリースした7ndアルバム『Live Wire』を贈った。
金前大統領は「放送を巡って良く問題になったそうですね。以前にも『時代遺憾』という曲がそうでしたよね…」と普段からの格別な関心を示した。これに対してソテジは「常にファンと一緒になって戦っています」と答え、感謝の意を示した。
金前大統領は「西洋のロックミュージックを韓国の音楽と融合させて音楽性の高い創作物を作り出すソテジさんは、映画史に残る羅雲奎(ナ・ウンギュ)さんのように大衆音楽史に名を刻むでしょう」と、絶賛を惜しまなかった。
さらに続けて「最も優れている点は社会問題に意識を持ってメッセージを送っていること」と付け加えた。金前大統領は「政府が率先して文化人たちを手助けするべきであって、決して干渉してはならない」と大衆文化の発展に対する政府の役割を述べた。
何度も感謝の意を伝えたソテジは、金前大統領に“韓流(1990年代末から東南アジアで始まった韓国大衆文化ブーム)”熱風での大衆文化人の役割について自身の考えを明らかにした。
この日のソテジの訪問は、ソテジの日本での生活をドキュメンタリータッチで 制作したMBC『ソテジ 20040129』で金前大統領がインタビューに応じたことが契機となって実現した。
金前大統領は就任式の際に公式招待するなど、ソテジに格別の関心を示してきた。ソテジも10年以上にわたって応援してくれた金前大統領と会う機会を模索していた状態で、退任後に政界を離れたことから訪問が可能と判断し、今回の訪問を決めたという。