スターインタビュー
『アンニョン!UFO』で初の恋愛映画に挑んだ李凡秀
▲愛を見せるには
『アンニョン!UFO』は李凡秀(イ・ボムス)が初めて挑むラブストーリーだ。今まで出演した『なせば成る』から『オー!ブラザース』に至るまで、コミカルな個性派演技で観客の支持を集めてきた李凡秀としては新たな挑戦のステージとなる。
「真実を描いた映画です」。決して白馬に乗った王子様は登場しない。愛を告白する時に鼻水を垂らすサンヒョン。弟(リュ・スンボム)にまで無視されるが、ギョンウを想う気持ちは地球一だ。
「これが正しく本当の愛ではないでしょうか?中身が一杯に詰まったタイ焼きのように一見格好は悪いですが、時間が経つにつれ真価を発揮する…」。特別必要としない人間だが、特別に必要のある愛を描いたという点で『アンニョン!UFO』に惹かれたという意味だ。
▲恋に落ちれば
『太陽はない』で悪徳な借金取りとして出演した姿は、今となっては想像し難い。子供のような白い肌、穏やかな笑みが魅力的だ。「もしかして整形でもしたのか」とそっと尋ねてみると大爆笑した。
その秘訣は禁煙にあったようだ。一日に一箱は軽く吸っていたヘビースモーカーだったが、2年前に『ジャングルジュース』に出演して以来、完全に禁煙したという。
しかし、本当のところは、昨年11月に2年間の交際を経てゴールインして今も新婚ホヤホヤだからだ。李凡秀は結婚準備の過程ではもちろん、新婚旅行に行っても新婚夫婦なら誰もが経験する“夫婦喧嘩”コースも外した。
「先手必勝が重要ですって?まったく、そんなものは関係ありません。以前にもそうでしたが、髪の毛が真っ白になるまで私が頭を下げ続けますよ」。やはり愛の力には敵わない。
▲観客に望む愛とは
「エンディングのクレジットが流れる時、観客の心に何か温かいものが残ればと思う」と言う李凡秀は「私もこんな恋愛をしてみたいと思ってもらえれば」と語った。
今年、中央(チュンアン)大学の芸術大学院に進学する李凡秀は、大学時代にさまざまな質問攻めで教授たちを困らせたように、再びその底力を発揮する構えだ。講義の依頼も受けたが、まだ不十分であるという理由で先延ばしにしてきた。
「常にたくさんの声援を送ってもらっているので、完璧な演技でこれに応えてみせます」
『スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』