1000万人の観客動員突破を目標に定めた『太極旗を翻して』が、公開前から早くも尋常ではない反応を集めている。

 配給元の「ショー・ボックス」は公開第一週目の最多スクリーン記録を目標にしている。現在までの韓国映画の最多記録は、公開第一週目に325カ所のスクリーンで上映した『実尾島』が保持している。

 「ショー・ボックス」は公開二週目に約390カ所にまで増えた『実尾島』の記録を抜き、約400カ所のスクリーンでの上映を予定している。

 『太極旗を翻して』のプロモーションを担当するアン・スジンさんは「映画館側からの上映要請が殺到しており、目標達成に困難はない」と見込んだ。

 広告の量もおびただしさを増しており、現在800カ所のスクリーンで予告編が流されている。劇場上映用フィルムだけで600本。通常、大作映画の多くが約600カ所のスクリーンで予告編を上映するのに比べれば、いかに公開前の関心が高いかが容易にうかがえる。

 試写会の規模も相当なものだ。3日に全国のメガボックスで行われる「1070試写会」は、10代から70代までの全国民が共に映画を鑑賞することを謳ったイベントで、全国で約1万人が同時に『太極旗を翻して』を鑑賞する。

 『太極旗を翻して』のマーケティング費用は20億ウォン。しかし国民(クンミン)銀行などとのコ・プロモーション形態で支援を受けた場合には約20億ウォンがプラスされ、大体の韓国映画の制作費にあたる約40億ウォンがマーケティング費用として投入される見込みだ。

『スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』

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