映画
映画『サマリア』のポスターが宗教的挑発で波紋
援助交際を素材にした新作映画『サマリア』(金基徳(キム・ギドク)監督、金基徳フィルム)に登場する10代のヒロインが、挑発的な“半裸のシスター”を演じ、波紋が予想される。
3月の公開を予定しているこの映画で19歳のヒロインを演じるクァク・ジミンが、ポスター撮影の際にシスターが頭に被るベールのような布を被っただけの上半身ヌードを撮影した。
話題の映画『オールド・ボーイ』のポスターを手がけた写真作家の李ジョンホ氏が、昨年12月にソウル市・江南(カンナム)の某スタジオで撮影したこの作品は、映画の内容に比例したショッキングな宗教的挑発をコンセプトにしている。
最近、今年のベルリン国際映画祭の公式コンペ部門に招かれるなど、国内に先駆けて海外で作品性を認められた『サマリア』は、売春をする娘を持った父親(李オル)の精神的苦痛を描いた作品。
関係者は「ショッキングな映像とメッセージを前面に打ち出し、国際舞台でスポットライトを浴びた金基徳監督の演出スタイルと作品のカラーに合わせ、“挑発”をポスターのコンセプトにした」と明らかにした。
また、映画会社がキャッチコピーとして検討中の「私じゃすごく若すぎない…?」もまた援助交際に対する議論を巻き起こしそうだ。
その上、ヒロインを演じるクァク・ジミンが映画とポスター撮影を行った時点が、高校3年生の未成年者だった点を考慮すると、このポスターに対する波紋はますます広がる見込みだ。
『スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』