グルメ
新鮮な材料が自慢の「自家製スンデ」
不況の時には安くて庶民的な料理に関心が集まるもの。
それならスンデ(豚の腸詰め)はどうだろう。品質の高級化を謳うスンデ専門店が増えている。
京畿(キョンギ)道・水原(スウォン)市・亭子(チョンジャ)2洞の「統一村スンデ」もそのひとつ。
ここのメニューは実は平凡だ。スンデ、スンデスープ、スユク(肉の蒸し物)、コプチャン(ホルモン)とスンデの鍋または炒め物だけ。
それでもいつも賑わっているのは、「自家製スンデ」の味が逸品だからだ。
まず、材料が新鮮だ。
ヒョン・ビョンソク・オーナーが水原の食肉処理場で豚の盲腸、大腸、小腸を直接手に入れ、野菜は水原農水産物市場で毎日買っている。
豚肉は前足の肉だけを使用。盲腸と大腸は粗塩の塩水で丁寧に洗う。塩水には小麦粉を少々入れるため、生臭さは完全に消える。
ここにもち米、豆腐、卵、栗、棗、各種の野菜など、約20種類の材料を詰める。
こうして完成したスンデはあっさりとしていて淡白だ。「野菜をたっぷり入れているので口当たりがよく、噛めば噛むほど風味が広がる。特に若い女性に人気です」とオーナー。
ゆでる時に3種類の漢方薬剤を入れるのが極意だ。何の薬剤を入れているのかは「企業秘密」という。
場所は水原商工会議所前。スンデ1万ウォン(2人前)、スンデスープ4000ウォン、鍋・炒め物1万2000ウォン。問い合わせ(031)256-2323。