映画『スキャンダル/朝鮮男女相悦之詞』で妖婦を熱演した李美淑(イ・ミスク)が、ハリウッドからラブコールを受けた。

 李美淑は今月7日、米ロサンゼルスで米国の大手映画制作配給会社「ミラクル・エンターテインメント」の関係者と、同社の顧問弁護士を務めるジョイス氏(KMZ ROSANEMローファーム所属)と会い、ハリウッド進出について話し合った。

 先日、イタリアのミラノで閉幕した国際マルチメディア・マーケット「MIFED」で『スキャンダル』が211万ドルで輸出契約を交わした際、ミラクル・エンターテインメント側が妖婦を熱演した李美淑の魅力的な演技に興味を示し、今回の話し合いが実現したという。

 ミラクル・エンターテインメント側は、李美淑が二人の子どもに会うためにロサンゼルスに滞在中であることを確認し、李美淑との会談では「『スキャンダル』以外にも数本の映画を観た。映画ごとに違った姿を披露しており驚いた」と絶賛した。

 これについてジョイス氏は「現在、ミラクル・エンターテインメントと李美淑さんのハリウッド進出の時期や条件を検討している。ミラクル・エンターテインメント側が李美淑さんの出演を強く希望しており、近く作品が決まり次第、出演契約が結ばれるだろう」と語った。

 『スキャンダル』は1959年のロジェ・ヴァディムの『危険な関係』をはじめ、ミロス・フォアマンの『恋の掟』(89年)、ロジャー・カンブル『クルーエル・インテンションズ』(99年)など全世界で5回にわたって映画化された18世紀のフランス人作家、ド・ラクロの小説『危険な関係』を韓国風に解釈した映画だ。

 この映画で、正妻として権勢と栄華を極めながらも従弟のペ・ヨンジュン(チョウォン役)と危険な恋愛ゲームを繰り広げた李美淑は、今年の映画評論家協会賞・主演女優賞を受賞し、青龍(チョンリョン)映画賞・主演女優賞にノミネートされるなど、第2の全盛期を迎えている。

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