エンタメニュース
歌手の故ユ・ジェハの15周忌
1987年11月1日の未明、ユ・ジェハは交通事故でこの世を去った。まだ25歳の若さだった。
ユ・ジェハはその年の3月に初のアルバムを発表した。『愛しているから』、『過ぎ去った日々』、『塞がれた道』など9曲が収録された。これがデビューアルバムであったと同時に遺作になった。
漢陽(ハニャン)大学作曲学科を卒業したユ・ジェハが、作詞、作曲の他に、編曲まで直接手がけたアルバムは、当時の音楽界に大きな衝撃を与えた。
和声学の知識とさまざまな楽器演奏の実力を基礎にした編曲は「クラシックを取り入れた大衆音楽」という賛辞を受けた。ユ・ジェハが2周忌を迎えた頃から始まった「ユ・ジェハ音楽競演大会」は、今年で15回目を迎え、12月11日に成均館(ソンギュングァン)大学で行われる。
チョ・ギュチャン、天気予報、ユ・ヒヨル、イ・ハンチョル、ナ・ウォンジュなどがこの大会の出身歌手だ。
大衆音楽評論家のイム・ジンモ氏は「国内で歌手の名前に“師団”という称号を付けられる人物は、申重鉉(シン・ジュンヒョン)とユ・ジェハの二人しかいない」とし、「ユ・ジェハはメロディー、リズム、コードの3要素を革新し、自分だけの分野を開拓したミュージシャン」と語った。