俳優のウォン・ビン(26)が、13億ウォンを訴えられ、活動中断の危機に瀕した。

 映画制作会社「フィルム・ムイ」(チェ・ヒジュ代表)はウォン・ビン(本名:金ドジン)とウォン・ビンの所属事務所である「JMライン」(チョン・ウンチョル代表)を相手取り16日午後、13億5000万ウォンの損害賠償請求訴訟と共に他の作品への出演が不可能となる出演禁止仮処分申請をした。

 今回告訴した「フィルム・ムイ」側は「今年1月、所属事務所のJMラインを通じてウォン・ビンの新作映画『素足の青春』の出演を決め、出演料2億5000万の契約も結んだ」とし、「その後、すでに出演中の映画『太極旗を翻して』の撮影が延長され、スケジュールの再調整を行って出演料を4億5000万ウォンに引き上げるなど、最大限の便宜を図る再契約まで行ったが、これを破ったために今回の件に至った」と主張した。

 また、「今年9月にウォン・ビン側から『配役に合わないため出演できない』という知らせを受けたが、続けて協議を重ねた。それなのに、『太極旗…』のロケの次に最優先して撮影される予定だった『素足の青春』を無視して別の映画『うちの兄貴』(ジニンサフィルム制作)と出演契約を結んだため、法的対応をすることにした」と明らかにした。

 制作会社側はワた、出演料の一部として2億ウォンをすでに支給したと明らかにした。

 これについてウォン・ビン側のチョン・ウンチョルJMライン代表は「フィルム・ムイ側と今年初めに出演契約ではなく投資契約を結び、その後、投資がし易いように“(ウォン・ビンの)出演契約書”を追加してほしいと言われ、その通りにしただけ」と説明した。

 また「今回の契約はウォン・ビンと直接関係のない投資契約で、最初から『素足…』に出演するような状況ではなかった」とし、「状況が悪化した場合、法的に正面から対処する」と明らかにした。

 一方、訴状の提出に先立ち、ウォン・ビンとJMラインの関係者、そしてフィルム・ムイは、円満な解決を図るため、14日午後に会合を行ったが、結局、合意には至らなかった。

 李ジェウ監督がメガホンを取る『素足の青春』は、日本の植民地時代だった1929年の光州(クァンジュ)での学生運動を背景にしたコミカルな学生の物語を描いた映画だ。

『スポーツ朝鮮/芸能部』

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