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林権澤監督がユネスコからメダルを授与
映画監督の林権澤(イム・グォンテク)氏が25日、フランス・パリのユネスコ本部で松浦晃一朗事務局長から「フェデリコ・フェリーニメダル」を授与され、カンヌ映画祭の監督賞受賞作『酔画仙』の試写会も行った。
イタリアの映画監督フェデリコ・フェリーの名前を取ったこのメダルは、ユネスコが1995年から映画発展と文化的多様性の表現に寄与した人物に授与している賞だ。
ユネスコの松浦事務局長はメダルの授与に先立ち、「ユネスコは文化的な豊かさと多様性、表現の自由に寄与する映画に注目してきた」とし、「カンヌ映画祭で成功を収めた林監督の映画は、そうしたイメーや内容、演出を通じて韓国の文化的アイデンティティと人類普遍の念願を表現している」と選定理由を明らかにした。
林權澤監督は「この賞は、米国から映画市場開放の圧力に苦しむ韓国のすべての映画人たちに与えられた賞」とし、「世界の映画市場の80%を占める米国映画に対抗する韓国のスクリーンクォータ制がなければ、私は今日この席にいられなかっただろう」と語った。
林監督の映画『酔画仙』は、パリで開かれた秋の文化祭にも招待され、今月24日にはMK2劇場で試写会を行った。フランス国内60カ所の映画館で上映される予定。
パリ=朴海鉉(パク・ヘヒョン)特派員