エンタメニュース
歌手ソ・チャンフィさん「ライブのようなミュージカル映画にご期待を」
「韓国初のミュージカル映画の主人公になったという自負心と新しい領域に挑戦するという思いで興奮しています」
爆発的な高音を誇る女性ロック歌手ソ・チャンフィ(30)さんが、今度は映画俳優としてデビューする。それも国内では前例のない本格的なミュージカル映画のヒロインとしてだ。今月25日、ソウル・論峴(ノンヒョン)洞で撮影を開始した『ミスターレディー』(監督:チョ・ミョンナム)で、ソ・チャンフィさんはバラエティーショークラブを運営する未婚の女性社長の役を演じる。
「歌とダンスの溢れるコミカルな家族映画という点が一番気に入っています。ソロであれ合唱であれ、ライブ公演で観たり聴いたりしていた曲とダンスをスクリーンの中で観ることができるということは、出演している私にとっても観客にとっても新しい体験になるでしょう」
『ミスターレディー』は今年のはじめに『2009ロストメモリーズ』を制作した映画会社インディーカムが純制作費30億ウォンをかけて手掛けた作品。遺産相続と関連した“ある理由”によってクラブの女性オーナーがあるエンボリ(やくざなどに使われている子供の物売り)の少年を養子にするが、この少年を管理していた親分(安聖基(アン・ソンギ))が子供を見つけ出そうとして、様々なハプニングが展開するというのが主なストーリー。
「歌はだいたい12~15曲程度挿入される予定で、李ヨンエ、金ソヨン監督など、実力ある音楽監督が作曲し、『明成(ミョンソン)皇后』のソ・ピョングさんが振り付けを担当しているので完成度は高い作品になると思う」とソさんは話す。 安聖基さんもこのうちの1曲を歌うほか、コメディアンのペク・ジェヒョンさんがクラブの共同オーナーとして出演し、笑いを誘う。
「演技は初心者」というソさんはこの映画のために5月から演技のレッスンを受けている。「昨年末、ミュージカルの舞台(『セブンテンプテーション』)に立ったことがあるので、思い切って挑戦してみた」とし、「感情移入や微妙な表情の演技などに関する指導を受けながら、演技がどれ程難しいか実感している」と話す。
現在、6枚目のアルバムを準備中だというソさんは「この映画が韓国でミュージカル映画のブームを引き起こす契機となり、韓国のミュージカル映画の系譜に残って欲しい」と話すしっかり者だ。