「収益54億ウォン申告漏れ」チャン・グンソクの母親の会社、行政訴訟で敗訴

 【edaily】俳優チャン・グンソクの母親が設立した芸能企画会社が、法人税賦課処分の取り消しを求めて起こした行政訴訟の一審で敗訴した。

 ソウル行政裁判所が20日に明らかにしたところによると、同裁判所行政第5部(チョン・サンギュ部長判事)は、株式会社ボムボム(旧:Tree J Company)が江南税務署長とソウル地方国税庁長を相手取り起こした法人税賦課処分などの取消請求訴訟で、原告敗訴との判断を下した。Tree J Companyはチャン・グンソクのマネジメントをする芸能事務所で、母親が設立者であり筆頭株主になっている。

◆独特なファッションセンスの持ち主チャン・グンソクならではのスタイル

「収益54億ウォン申告漏れ」チャン・グンソクの母親の会社、行政訴訟で敗訴

 課税当局は2016年、日本の国税庁から「Tree J Companyが税務上の申告をしていないものと推定される」という情報を入手し、税務調査に乗り出した。その結果、2012年の収入額約53億8000万ウォン(約5200万円)の申告漏れを把握した。

 Tree J Companyは税務調査が始まった直後に申告漏れしていた金額分の法人税を自主納付したが、当局は不正過少申告加算税を含めて3億2000万ウォン(約3100万円)を追加で納付するよう告知した。これに対してTree J Companyは2019年10月、「法人税の脱税をする意図はなく、単に課税標準を過少申告したに過ぎないのに、不正過少申告加算税を課した処分は違法だ」として行政訴訟を起こしていた。

 同裁判所は「原告は課税官庁にとって追跡が困難な母親の海外口座で法人の収入金額の支給を受けながら、その内容を会計帳簿に記載しなかった」「それに関する法人税や付加価値税も申告せず、租税回避がなされた」と判断した。

 ボムボムは今回の判決を不服として控訴した。母親は計18億ウォン(約1700万円)の税金を脱税した(特定経済犯罪加重処罰法上の脱税)として在宅起訴され、昨年1月に懲役2年6カ月(執行猶予4年)、罰金30億ウォンを言い渡された。母親の刑事事件は一審でそのまま確定した。

イ・ユンジョン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース