イ・ボミ「夫の言葉を聞けばよかった…でもいい思い出」

イ・ボミ(右)がキャディーを務める夫イ・ワンとコースを歩いている様子。/写真=BRAVO&NEW
▲ イ・ボミ(右)がキャディーを務める夫イ・ワンとコースを歩いている様子。/写真=BRAVO&NEW

【edaily】「夫といい思い出を作りたかったけど…」

 イ・ボミ(31)は、初めてキャディーを務めた夫に勝利をプレゼントしたかったのに惜しくも負けてしまい、悔しい胸の内を隠せなかった。

 イ・ボミは9日、慶尚北道慶州市のブルーワン・ジ・オナーズCCで開かれたイベント「朴仁妃(パク・インビ)インビテーショナル」(賞金総額12億ウォン=約1億710万円)三日目のシングルマッチで、海外連合チームの8番手として夫と共に競技に臨んだ。イ・ボミの夫で俳優のイ・ワン(36)はこの日、妻のゴルフバッグをかついでキャディーを務めた。

 昨年12月に結婚したイ・ワンは今年、コロナ19の余波で妻が日本での活動を控えて韓国国内でツアー活動をすることになるや、新婚生活の代わりに内助ならぬ「外助」に乗り出した。5月から妻が参加する大会へ付いて行き、雑用を厭わなかった。競技が終わると、その日その日の状況を分析しつつ気分を和らげてやり、次の競技の準備も一緒にやった。そうした中、妻の競技をもっと近くで見守りたかったイ・ワンの側がキャディーをやりたいと切り出し、ちょうどいいタイミングで今回イベント大会が開かれることから、イ・ボミも夫にゴルフバッグを任せることにした。

 イ・ワンは、キャディーの経験はないが、交際していたころからイ・ボミとひんぱんにゴルフのラウンドに出かけていた。ゴルフの実力も70-80打台のスコアを維持するほどで、なかなかのレベルといわれている。

イ・ボミ「夫の言葉を聞けばよかった…でもいい思い出」

 イ・ボミは当初、キャディーをする夫が心配で、少しでも苦労を減らすため、20キロ以上ある重たいツアー用ゴルフバッグではなく軽いゴルフバッグにするなど気を使った。正規の大会ではないが、キャディーをすると少なくとも5時間以上はゴルフバッグをかついでコースを回らなければならないだけに、体力的には並のきつさではない。

 競技前、夫と一緒にプレーする競技で気分よく勝利を収めたいと考えていたイ・ボミだが、惜しくも思い通りにはならなかった。イ・ボミはこの日、パク・ヒョンギョン(20)との競技で18番ホールまで行く接戦を繰り広げたが、1ホール差で敗れた。パク・ヒョンギョンは今年、KLPGAツアーで2勝を挙げ、賞金ランキング1位に上がっている最強選手だ。

 競技後「夫と初めて息を合わせてみたけど、夫の言葉をよく聞かずに打ったように思う」と語り、「グリーンで傾斜もちゃんと見てくれたのに、きょうはパッティングの感覚が良くなくてミスが多かった」と悔やんだイ・ボミ。「それでもいい思い出になったみたい」と、キャディーを務めてくれた夫への感謝を伝えた。

 韓国国内派のKLPGAチームと米国・日本で活躍している海外連合チームの対決という形で行われたこの大会では、最終合計8勝5敗5引き分けでKLPGAチームが優勝した。

チュ・ヨンロ記者

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