高速道路で事故死のハン・ジソン「公訴権なし」、事件は終結へ

高速道路で事故死のハン・ジソン「公訴権なし」、事件は終結へ

 警察が、仁川国際空港高速道路で発生した交通事故により死亡した女優ハン・ジソンさん(28)について、公訴権なしと判断し、事件を終結させる方針だ。

 金浦警察署は21日、ハン・ジソンさんに関する国立科学捜査研究所の鑑定結果を発表。警察は「故ハン・ジソンさんを解剖した結果、血中アルコール濃度が運転免許取り消しレベルだった」と説明し、死亡したハン・ジソンさんについて公訴権なしとし、事件を終結させるという。

 警察はすでに5月17日、ハン・ジソンさんの遺体から免許取り消しレベル(0.1%以上)に該当する血中アルコール濃度が検出された、という所見を国立科学捜査研究所から伝達されたと発表していた。

 警察はさらに、ハン・ジソンさんの夫については飲酒ほう助罪の適用を検討しているようだ。警察は「故ハン・ジソンさんの飲酒運転に関する結果が出たので、この部分について検討する」と発表。警察は、ハン・ジソンさんが片道3車線の高速道路で真ん中の第2車線に車を止めて降りた理由に関しては「捜査中の事項なので、お話するのは難しい」と述べた。

 なお、警察はハン・ジソンさんをひいたタクシーと乗用車がスピードを出し過ぎていた事実も確認。警察の関係者は「2台とも時速100キロ以上出していたことが分かった」と説明し、交通事故処理特例法上致死の罪でタクシー運転手と乗用車のドライバーを近日中に呼び、調べる予定だ。

ユン・サングン記者
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