高級ブランド「DIOR」、防弾少年団のステージ衣装を手掛ける

 「防弾少年団は本当にステキで、ファッションの面でも秀でている。私の周りの人たちはみんな防弾少年団にはまっている」

 人気グループ防弾少年団のワールドツアーの衣装を手掛けたフランスのファッションブランド「ディオール(DIOR)」のメンズ・アーティスティック・ディレクター、キム・ジョーンズ氏はそう語った。1946年にブランドが誕生してから、ポップアーティストのための舞台衣装を製作したのは今回が初めて。キム・ジョーンズ氏が5月2日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」にスケッチを掲載すると、三日間で「いいね!」が9万件付いた。英国のヘンリー王子の結婚式に出席した元サッカー選手デビッド・ベッカムのためにキム・ジョーンズ氏が製作した衣装の写真に比べ、6倍以上の「いいね!」が寄せられたというわけだ。ディオールが手掛けた防弾少年団のツアー衣装は5月11日(現地時間)の米国シカゴ公演から公開されている。

高級ブランド「DIOR」、防弾少年団のステージ衣装を手掛ける

 韓国国内で「ハンファ金昇淵(キム・スンヨン)会長の服」として知られるイタリアのファッションブランド「ステファノ・リッチ(STEFANO RICCI)」は、「教皇フランシスコのブランド」としてその名を広めた。以前、「プラダ教皇」と呼ばれたベネディクト16世とは異なり、「庶民の教皇」という愛称の教皇フランチェスコということで、ちょっと頭をかしげるかもしれない。教皇のスータン(司祭平服)は実は、1786年にイタリア・フィレンツェに作られたシルク工房「アンティコ・セティフィーチオ・フィオレンティーノ(ANTICO SETIFICIO FIORENTINO)」の2016年の作品。この工房は、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した織機で今も生地を作っている。Amazonの最高経営責任者(CEO)ジェフ・ベゾス氏は創意的な発明品に敬意を表し、現場を踏査してきた。ここを2009年にステファノ・リッチが買収し、自然な流れで教皇が顧客名簿に加わったというわけだ。

 同じくイタリアのファッションブランド「ブリオーニ(Brioni)」は、米国のドナルド・トランプ大統領が愛用している。トランプ大統領は自分が出演した番組をめぐりブリオーニが協賛したと話したが、ブリオーニ側は「大統領当選後には協賛していない。すべて彼が自ら購入したもの」とコメント。トランプ大統領側はその後、米国のマーティン・グリーンフィールド(Martin Greenfield)洋服店を利用していると説明している。ホロコースト生存者が立ち上げた洋品店で、アイゼンハウアー元大統領からオバマ前大統領に至るまで、歴代大統領がよく利用していた店だ。いずれにせよ、「経済は心理」という言葉のように、イェール大学のロバート・シラー教授は最近「トランプの豪華な生活が投資家には肯定的な信号になり得るし、株式市場を引っ張る可能性もある」と話した。

チェ・ボユン記者
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