インタビュー:1stミニアルバムをリリース GOT7のユニット「Jus2」

インタビュー:1stミニアルバムをリリース GOT7のユニット「Jus2」

【ソウル聯合ニュース】韓国男性グループGOT7(ガットセブン)の新ユニット「Jus2」メンバーのJB(ジェイビー)とユギョムが4日、ソウルのカフェでメディアのインタビューに応じ、ファーストミニアルバム「FOCUS」を公開した。

 多国籍メンバーで構成するGOT7は昨年、世界17都市を巡るワールドツアーを展開し、海外での人気を改めて実感させた。韓国でも昨年3月と9月に相次いでアルバムをリリースし、音楽チャートのガオンチャートからそれぞれプラチナ認定を受けた。

 これほど着実に成果を積み上げていてもなお音楽的な渇望が強いのだろうか、GOT7のリーダーでメインボーカルのJBとメインダンサーのユギョムがJus2を結成し、大衆の前に立った。

 JBは笑顔がかわいらしいことで知られており、ユギョムはピュアな印象でファンに愛されている。だが、この日会った2人は親しみやすいイメージの代わりに、GOT7のパワフルなコンセプトに隠れて見えなかった存在感と鋭い感性を全身から放っていた。

 JBはイメージを変えるため、73キロほどあった体重を68キロまで減らしたという。「今回の(ミニアルバムの)曲を歌うにはシャープに見える必要があるのに、僕はほっぺたに肉が付くと無邪気な感じになってしまう」と笑った。

 Jus2については、「GOT7とは違うものであるべきだと思った」と話す。「僕はGOT7では高音パートを担当しているけど、高音を出すと声がかたい感じがする。本当は僕が好きなのは中低音のトーン。Jus2では僕が望んでいた声を聴かせることができてうれしい」。

 ユギョムは「GOT7のタイトル曲のうちでミニマルな印象の曲はなかった」としながら、「そんな感じを歌、パフォーマンスだけでなく(ユニットという)外形でも表現したかった」と語った。

 ユニット名のJus2は「JUST」と「TWO」の合成語。最高のボーカリストのJBと最高のダンサーのユギョムが2人で完璧な歌とパフォーマンスを見せるという思いを込めた。ワールドツアーの最中にユニット結成のアイデアが浮上し、昨年10月から本格的な曲作りに入った。

 GOT7メンバー、ジニョンとのユニット「JJプロジェクト」でも活動したJBは「あのときはアルバムのテーマからして『青春の不安』だったから曲作りのムードが重かった。ユギョムとはいい歌をリラックスして作ろうという姿勢で臨めて楽しかった」と語った。

 2人が全曲の作詞作曲に加わったアルバム「FOCUS」のキーワードは「感覚」。タイトル曲「FOCUS ON ME」は視覚、収録曲「DRUNK ON YOU」は嗅覚、「TOUCH」は触覚、「LOVE TALK」は聴覚、「LONG BLACK」は味覚、そして「SENSES」は第六感をそれぞれモチーフとしている。

 JBは「アニメでは好きな人に触れた瞬間、頭の中で新しい世界がぱっと広がるシーンがあったりするでしょう。『TOUCH』を作るときはそんなことを念頭に置いた」と明かした。また、「SENSES」には「ビデオカメラを通して見たときと肉眼で見たときの色感の違い」を反映したという。

 デビュー6年目を迎え、芸能事務所JYPエンターテインメントに共に所属するTWICE(トゥワイス)やStray Kids(ストレイキッズ)、ITZY(イッジ)など後輩グループの手本にならねばならないというプレッシャーもあるはずだ。

 JBは、同じ男性グループのStray Kidsには「やりたいことがあるなら事務所に主張しろ。君たちは単なる新人ではなくアーティストなんだから」とアドバイスしている。それは自分が新人だったときにできなかったことだという。

 2人は、周囲からのそんなプレッシャーと期待を楽しみながらさらに飛躍したいと意欲的だ。「子どものころからダンス歌手になりたくて、夢に向かって真っすぐ進んだからかなった。ステージで上手くやれる人、格好いい人になりたくて(努力し)、作詞作曲もしたし、振り付けも作っている。これからは全体のプロデュースを手掛けられる歌手になりたい。今回のアルバムを足掛かりに、もっと努力したい」(ユギョム)。

 「音楽チャートで反応が良ければもちろんうれしい。でも今回のアルバムではそうしたことから少し離れた。なにせ新しい試みだし、音楽ジャンルも商業的ではないから。ただ、いい音楽、面白い音楽を作った。一味違う姿をお見せしたい」(JB)。

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