プロデューサーが暴行、10代バンドThe EastLight.メンバー涙の訴え

プロデューサーが暴行、10代バンドThe EastLight.メンバー涙の訴え

 作曲家兼プロデューサーで、メディアライン・エンターテインメントの代表を務めるキム・チャンファン総括プロデューサーが、自社所属のバンドThe EastLight.のメンバーたちにたびたび暴言を吐いていたという。また、AプロデューサーによるThe EastLight.のメンバーたちに対する暴行をキム代表がほう助していたという疑惑が浮上し、物議をかもしている。

 The EastLight.のメンバーであるイ・ソクチョル(18)は19日、ソウル市内の弁護士会館で記者会見に臨み、「The EastLight.のメンバーたちは2015年から2017年にかけて、メディアラインのAプロデューサーから日常的に殴られていた。親に話したら殺すという強迫も受けていた」と主張。事務所の地下にあるレッスン室をはじめ、レコーディング室、屋上などで、野球のバットやモップでおしりなどを何度も殴られたという。

 特にイ・ソクチョルは、キム総括プロデューサーについて「こうした暴行の現場を目撃しても、『お手柔らかにな』と言って傍観していた。代表はメンバーたちのけがの治療もしてくれず、番組に出演させた。(The EastLight.のメンバーで実弟の)イ・スンヒョンはそれがトラウマになり、精神科の治療を受けている」と打ち明け、涙を流した。

 2016年にデビューしたThe EastLight.のメンバーたちは皆未成年ということで、さらに騒動が大きくなっている。

 メディアライン・エンターテインメントは前日、「キム・チャンファン総括プロデューサーはThe EastLight.のメンバーたちが幼い練習生だったころから4年以上にわたり、愛情を持って親のような気持ちで教育したり、戒めたことはあるが、暴行をそそのかしたりほう助したことはない」と釈明していた。

 なお、キム・チャンファン総括プロデューサーは1990年代、「ミダースの手」と言われていた。キム・ゴンモ、パク・ミギョンらのヒット曲を量産したほか、男性デュオCLON、チェヨンらも発掘した。

イ・ジェフン記者
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