年の差カップルのドラマ続々 作品自体の魅力で勝負

年の差カップルのドラマ続々 作品自体の魅力で勝負

【ソウル聯合ニュース】先ごろ、20%に迫る高視聴率を記録して終了した韓国ドラマ「ミスター・サンシャイン」(原題)に主演した俳優のイ・ビョンホン(48)と女優のキム・テリ(28)に続き、年の差カップルが出演するドラマが続々と放送される。

 11月にケーブルチャンネルtvNで放送される「ボーイフレンド」(原題)で主人公を演じるのは、女優のソン・ヘギョ(36)と俳優のパク・ボゴム(25)で、11歳差となる。

 ソン・ヘギョは政治家の娘として生まれ、窮屈な生活を送ってきた財閥家の元嫁を、パク・ボゴムは平凡な日常を大切にする純粋な青年を演じる。

 2人の出演はさまざまな意味で話題を呼んだ。11歳という年の差もあるが、パク・ボゴムがソン・ヘギョの夫で俳優のソン・ジュンギと同じ所属事務所であり、親しい仲であることが知られているためだ。また、ソン・ヘギョは「太陽の末裔 Love Under The Sun」、パク・ボゴムは「雲が描いた月明り」以来、約2年ぶりの復帰作となる。

 ソン・ヘギョとパク・ボゴムはどちらも俳優として並外れた存在感がある上、プライベートでの関係もあり、ドラマの内容に集中できるかについて懸念する声もあった。

 だが、近ごろ台本の読み合わせ現場が公開されたことで、作品への期待が次第に高まっている。髪を短くした2人の組み合わせが見た目にも違和感がなく、作品の雰囲気も妙な魅力がありそうだとの意見が多い。

 来年上半期に放送予定のtvNドラマ「ロマンスは別冊付録」(仮題)も、女優のイ・ナヨン(39)と俳優のイ・ジョンソク(29)という10歳差の2人が主人公を演じる。

 この作品で9年ぶりにドラマに復帰するイ・ナヨンは、ハイスペックだがキャリアが途絶えたカン・ダンイ役を演じる。高すぎる学歴のせいで再就職に失敗したカン・ダンイは、学歴を詐称してイ・ジョンソク演じるチャ・ウンホが編集長を務める出版社に就職する。

 8年前に出演したドラマ「逃亡者 PLAN B」で、俳優兼歌手のRAIN(ピ)と共演したイ・ナヨンが、年下のイ・ジョンソクとの共演でどのような演技を見せるかに関心が集まっている。

 この間に俳優のウォンビンと結婚して息子を出産したイ・ナヨンは、先ごろ出演した映画「ビューティフル・デイズ」(原題)で母親役を演じた。今回のドラマではロマンスジャンルでも健在ぶりをアピールする戦略とみられる。

 女心を揺さぶる演技に定評がある一方、意外にも本格的なロマンティックコメディーは初挑戦となるイ・ジョンソクが、イ・ナヨンを相手にどのような演技を見せるかも期待される。

 「ミスター・サンシャイン」は男女主人公の年齢差が懸念されたものの、緻密なストーリーと出演者の演技力、主人公だけに依存しない主演・助演俳優との調和に支えられて好評を得た。「ボーイフレンド」と「ロマンスは別冊付録」も出演者の演技力と視聴率に注目が集まる。

 芸能関係者は16日、「ケーブルチャンネルJTBCのドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』以降、若い世代の間で年の差カップルに対して抵抗を感じない雰囲気が定着した」とし、「年の差より重要なのはコンテンツだ。同じ年頃の人気青春スターが出演しても、面白くなければ見ない。作品そのもの以外の対外的な部分で評価する時代は終わった」と説明した。

年の差カップルのドラマ続々 作品自体の魅力で勝負

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