低視聴率に苦しむ『森の中の小さな家』、その理由は?

過剰な制作陣の介入で視聴者が夢中になれない

低視聴率に苦しむ『森の中の小さな家』、その理由は?

 ナ・ヨンソク・プロデューサーが手掛ける新番組『森の中の小さな家』(tvN)が4月6日にスタートしたが、低視聴率に苦しんでいる。tvNの自己最高視聴率(14.1%)を記録した『ユン食堂2』の後番組ということもあり、驚きを隠せない。視聴率は第1回放送(4.7%)以降下り坂で、5月5日には2.1%と最低値を記録した。

 「退屈かもしれないけれど、静かな空気、風の音、水の音が主になる番組です」。4月に開かれた制作発表会で、ナ・プロデューサーは同番組を「自発的孤立ドキュメンタリー」と紹介した。俳優ソ・ジソブ(40)とパク・シネ(28)が済州島の人里離れた森の中にある家で、電気・水道・ガスなしで生活するという設定だ。忙しい生活を送る現代人にゆとりと慰めを与えたい-という企画の意図に、視聴者は「ナ・ヨンソク印の名ドキュメンタリーを見られるのではないか」と期待したが、結果は芳しくない。

 制作陣が懸念した通り、単調で退屈だから視聴者が離れたのだろうか。予想とは異なり、番組をつまらなく思わせたのは、企画の意図とは異なる「制作陣の人為的介入」だという声が上がっている。第1回放送の後、オンラインコミュニティーやツイッターは「過剰なナレーションが逆に集中を削ぐ」という反応であふれ返った。「無用な説明の代わりに、そのまま静かで退屈に思えるような画面を見たい」という意見が多い。

 制作陣が毎回提示する「幸せミッション」も、視聴者に受け入れられていない。「持ってきた物の中で、本当にどうしても必要な物以外はドアの前の箱に返納してください。本当にその服は全部必要ですか」「私たちは今、食べ過ぎではないでしょうか。お腹が張り裂けそうなほど、お膳の脚がたわみそうなほどに。たった1種類のおかずで食事をしてみるのはどうですか。もしかするとその一つで十分かもしれません」。視聴者掲示板では「制作陣が介入しない、ありのままを見せてくれたらうれしい」「露骨に『こういう風に休息を取ってください』『こういう風にすればきちんと休めます』と、まるで休み方を教えようとしているみたいで、教育番組のようだ」という指摘がなされた。

 大衆文化評論家のチョン・ソクヒ氏は「視聴者が望んでいるのは、『3時間かけて食事をしてみろ』など、幸せの実験という名で加えられる制作陣の干渉ではない。出演者が自分なりの生活方式で自然を楽しんでいる姿を見せるだけでも、ヒーリングになるだろう」と語った。一方、ナ・プロデューサーの実験を意味あるものと評価する声もある。同じく大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「近ごろのバラエティーはグルメ物や観察物など、高視聴率が出るジャンルにばかり偏る傾向がある。視聴率は低くても、新たな実験を通じてバラエティーの幅を広げていくだけでも大きな意味がある」と語った。

イ・ヘイン記者
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