眼鏡姿でニュースに登場した女性アンカーが話題に


▲12日、眼鏡をかけてニュースの進行を行ったイム・ヒョンジュ・アンカー/写真提供=MBC
▲ ▲12日、眼鏡をかけてニュースの進行を行ったイム・ヒョンジュ・アンカー/写真提供=MBC

「この小さな眼鏡がなんとも…。無難なデザインのものを選んで買って、これまで悩んでいた。女性アンカーは眼鏡をかけたらいけないのか、って」

 女性アナウンサーが眼鏡をかけてニュースの進行をしたことが話題になっている。12日午前に放送されたMBCの『ニュース・トゥデー』に、イム・ヒョンジュ・アンカー(33)が丸い眼鏡をかけて登場した。これまでの放送では見られなかった異色の姿ということで、イム・アナウンサーの名前はポータルサイトのリアルタイム検索語にも登場した。イム・アナウンサーは、本紙の電話取材に対し「こんなに話題になるだろうとは思わなかった」「『女性アンカーは眼鏡をかけてはだめ』という人は誰もいなかったが、タブーを破ったような気分」と語った。

 イム・アナウンサーが眼鏡をかけると決心した最大の理由は、目の健康のためだった。朝6時にニュースの進行をやらなければならないイム・アナウンサーは、毎日午前2時40分に起きる。視力はマイナス。レーシック手術も難しい目ということに加えて、睡眠不足で眼球の乾燥がひどく、コンタクトレンズを入れると視野がかすむという。イム・アナウンサーは「記事を1本読むたび、毎回点眼しなければならないほどだった。きょうは眼鏡のおかげで、点眼は一度もしなかった」と語った。

 さらにイム・アナウンサーは、単に楽をするためだけに眼鏡をかけたわけではない、とも語った。「男性アンカーは眼鏡をかけているではないか。女性も眼鏡をかけることができる、ということを示したかった」。イム・アナウンサーはこの日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に眼鏡姿の写真を載せ、「『なぜ眼鏡をかけたのか』という質問をほんとうにたくさん受けた朝だった」と記した。書き込みには「いいね!」が2000以上も付き、「女性は眼鏡をかけるのにも勇気を出さないといけない社会だというのが悲しい」「女性が作り出す日常の小さな変化を応援する」といったコメントが付いた。

イ・ヘイン記者
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